家具やインテリアはファブリック素材で印象が大きく変わる!お洒落な部屋を作るための生地選び
家具やインテリアの購入を検討している方は「ファブリック」というワードをよく目にするのではないでしょうか。
ファブリックとは家具やインテリアの素材、つまり生地のことを指す言葉です。
ファブリックにはさまざまな素材の種類があり、家具やインテリアの印象を大きく左右します。
本記事ではファブリックがどういった素材なのか、またどのような種類があるのかご紹介いたします。
家具やインテリア選びの際にファブリックに着目することで、一層お洒落な空間を演出できますので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事のポイント! ・ファブリックとは、布生地の総称で家具やインテリアの素材のこと ・有名なファブリックにはコットンやリネン、シルク、ポリエステル、レーヨンがある ・ファブリック素材は、家具やインテリアの印象を大きく左右する ・ファブリック素材は、それぞれの特徴を理解して用途に合わせて選ぶことが重要 |
もくじ
ファブリック素材とは?
ファブリック素材というワードは、インテリア業界だけでなくファッション業界でも使われます。
そして家具やインテリアにおけるファブリックは、布生地の総称です。
ソファやチェア、クッションのような地肌に直接触れるだけでなく、カーテンのような空間におけるインテリアにも多くのファブリックが取り入れられています。
また代表的なファブリック素材には、以下のようなものが挙げられます。
・コットン
・リネン
・シルク
・ポリエステル
・レーヨン など
家具やインテリアは機能性も重要ですが、どんなファブリック素材が使われているかも大切なポイント。
なぜならファブリック素材はデザイン性に大きく影響し、お部屋の空間において重要な役割を果たすからです。
種類別 ファブリック素材の種類
ファブリック素材にはさまざまな種類があり、種類によって触り心地や耐久性、お手入れ方法なども異なります。
ここでは代表的な5種類のファブリック素材について、詳しく解説していきます。
コットン
コットンは、植物が原料の天然素材。
万能かつ繊細なコットンは、繊維の長さや色の太さ、織り方によってさまざまな素材に変身します。
見た目や質感はとてもナチュラルで、オーガニック素材であることから心を落ち着かせてくれる素材です。
コットンのメリット・デメリット
▼メリット
・柔らかい肌触り
・水に強くて丈夫
・比較的安価な素材
▼デメリット
・毛羽立ちやすい
・乾きにくく、洗うと縮むことがある
・カビができやすい
リネン
リネンは「麻」とも呼ばれる、天然素材のファブリック。
亜麻の茎が原料となり、世界中で生産されている人気の素材です。
おもにカーテンやカバー、ベッドシーツなどに使用されています。
リネンのメリット・デメリット
▼メリット
・丈夫で型崩れしにくい
・軽く柔らかい質感
・乾きやすく、夏場は心地よい
▼デメリット
・変色しやすい
・シワになりやすい
・乾燥しすぎると硬くなる
シルク
シルクは「絹」のことで、蚕の繭が原料の天然素材です。
美しい光沢となめらかな質感が特徴のシルクは、高級素材として取り入れられています。
またその触り心地と吸水性や放湿性により、人肌との相性も抜群なのです。
シルクのメリット・デメリット
▼メリット
・お肌に優しい
・吸湿性、保湿性、放湿性に長けている
・上質で高級感がある
▼デメリット
・洗濯機が利用できないものも多く、お手入れが大変
・摩擦に弱い
・黄色く変色しやすい
ポリエステル
ポリエステルは多くの商品に使われている合成素材です。
石油に含まれる「キレシン」を抽出し、これをつなぎ合わせて作られています。
原料が手に入りやすいことから、低価格で流通量も多いファブリック素材です。
ポリエステルのメリット・デメリット
▼メリット
・安価に入手できる
・シワになりにくく丈夫
・型崩れしにくい
▼デメリット
・毛玉ができやすい
・色落ちしやすい
・静電気が起きやすい
レーヨン
レーヨンは紙の原料と同じパルプからできている合成素材。
高級品であるシルクの代用品として、19世紀に誕生した世界初の人工繊維です。
染色しやすいため多くの家具やインテリアに取り入れられていますが、最も代表的なのはカーテンです。
レーヨンのメリット・デメリット
▼メリット
・なめらかな肌触り
・静電気が起こりにくい
・発色が美しく、ドレープ性に長けている
▼デメリット
・水や摩擦に弱い
・シワになりやすい
・汚れにくく、乾きにくい
用途別 ファブリック素材の用途
ファブリック素材は、家具やインテリアのデザイン性や質感を大きく左右するもの。
理想の家具やインテリアを選ぶためにも、ファブリック素材の用途を知っておくと良いでしょう。
ここでは用途別にファブリック素材について詳しくお伝えいたします。
ダイニング関連
ダイニングは生活のなかでも長い時間を過ごす場所。
置く家具やインテリアの種類も多く、どんなものを取り入れるかで空間のイメージがかなり変わります。
ここでは空間を彩る家具やインテリアのなかでも、ファブリック素材が大きく影響する3つの観点からご紹介いたします。
カーテン
カーテンは外からの見えないようにするだけでなく、遮光や防音などの目的でも使用されます。
また空間のテイストや色味にも大きく影響するため、カーテン選びはとても重要。
カーテンに使用されるファブリック素材はおもに「ポリエステル」「レーヨン」、自然素材の場合は「コットン」や「リネン」です。
特にリネンはカーテンのファブリック素材として非常に人気で、耐水性・耐熱性・通気性に優れているだけでなく、北欧テイストの空間に仕上げたい場合には最適です。
ラグ
ラグを取り入れることで、ダイニングの印象は大きく変わります。
サイズもそこまで大きくないため取り入れやすく、季節によってデザインを変えるのも良いでしょう。
フローリングの色味との相性や肌触り、価格などの観点から幅広い種類のファブリック素材が選べます。
一般的な「ポリエステル」「コットン」「シルク」「リネン」のような素材だけでなく、「ウール」や「ナイロン」も人気のファブリック素材です。
ソファ
ソファは空間へのインパクトが大きいだけでなく、直接肌に触れる家具であることからもファブリック素材選びには迷ってしまうでしょう。
ソファは「コットン」「ポリエステル」「ウール」「アクリル」のようなファブリック素材だけでなく、「本皮」や「合皮」のようなレザー素材も人気です。
ファブリック素材は素材の質感や肌触りだけでなく、色味や柄も豊富な点が特徴。空間のイイメージに合わせて選びやすく、洗濯やお手入れも手軽な素材といえます。
一方でレザー素材は高級感やレザー特有の光沢や経年変化が魅力です。
ファブリック素材よりも耐久性があり、メンテナンスすることで長く使い続けられます。
寝室関連
寝室はダイニングとは異なり、1日の疲れなどを癒すためにゆっくりする場所でもあります。
特に睡眠の質は生活にも大きく関わるものであり、そのためにこだわりたいのはシーツや毛布。
直接肌に触れるものでもあるため、シーツや毛布のファブリック素材にこだわる方も多いでしょう。
シーツ
シーツに用いるファブリック素材は肌触りだけでなく、その機能性もチェックすべきポイントです。
例えばさらっとした肌触りで清涼感があり、特に夏におすすめなのが「リネン」です。
リネンは吸放湿性や熱伝導性に優れているため、暑い夏も快適に過ごせます。
またお肌にも優しい「コットン」はリネンと同じく吸放湿性に長けており、通気性も良く肌馴染みが良いファブリック素材です。
そして特に肌触りを重視する方におすすめなのは「シルク」。
シルクは人の肌とほぼ同じ成分であることから肌への刺激も少ないファブリック素材です。
「ポリエステル」は上記の自然素材に比べて安価な点がメリットであり、加工性にも優れているため、目的に応じてさまざまなシーツが選べます。
毛布
寒い冬に欠かせない毛布。毛布は直に肌に触れるため、どのファブリック素材を選ぶかは重要なポイントです。
自然素材であれば「コットン」「シルク」のような素材、合成繊維であれば「ポリエステル」や「アクリル」の素材が一般的です。
天然素材の良いところは、なんといっても肌触りの良さ。
また吸湿性や通気性にも優れており、アレルギー体質の方も安心してお使いいただけます。
一方「ポリエステル」や「アクリル」でも加工によって肌触りの良いものは多く、保温性や耐熱性に長けているため寒い日には最適。
また耐久性が強く、お手入れや保管が簡単な点もメリットです。
用途に合わせたファブリック素材でお洒落な空間を演出しよう
今回はファブリック素材の種類について、その特徴や用途についてお伝えいたしました。
ファブリック素材の特徴や機能性を知っておくことで、空間のイメージや目的に応じて最適な家具やインテリアが選べます。
またファブリック素材にもさまざまな種類があるため、用途や空間に合わせたものを選んでおしゃれな空間に仕上げてみましょう。
ぜひ家具やインテリアを購入する際には、今回ご紹介したファブリック素材にも着目してみてください。
関連情報
無垢材の家具|woodworkers/ウッドワーカーズ
woodworkersは、『共に暮らす家具』をコンセプトにしたハンドメイドにこだわる家具工房です。
テーブルやチェア、キャビネット、ダイニングセット、雑貨など、素材の持つ個性を活かして、
ずっと眺めていても飽きの来ない、素朴な作品を製作しております。
長く使うほど味が出る、当店の家具をぜひお楽しみ下さい。
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