自宅にベンチは必要?一般家庭にベンチを置くメリットとデメリット
最近はベンチ付きのダイニングテーブルセットなどが増えてきました。
ネットや雑誌を見ていても、様々な種類のベンチを目にする機会が多くなっています。
ウッドワーカーズでもベンチはそれなりに人気商品だったりするのですが、ベンチって本当に便利な家具だと思うのです。
ショッピングモールの共用トイレなどで、家族や友人を待っている間にちょっとだけ腰を掛けたり、歩き疲れた足腰の休憩ができたりと、ちょっとしたオアシスではないでしょうか?
私は家族とショッピングモールへ買い物に行くたびに、歩き疲れてトイレ前のベンチがオアシスに思えております(笑)
しかし、店舗やショッピングモールなどでは当たり前に見かけるベンチですが、一般のご家庭ではどのような使い方があるのでしょうか?
今回はベンチの存在が気になっている方は勿論、ベンチは要らないのでは?と思っている方に、一般のご家庭内でのベンチの必要性や活用方法について書いていこうと思います。
ベンチの目からウロコな活用方法や、ベンチを置いた時のデメリットなど、色々なシーン毎に説明していきますので最後まで読んで参考にしてみてくださいね!
ベンチを置くメリット
ネットなどをあさってみると色々なベンチが販売されていることが分かります。
大小様々な形状でカラーリングや素材のバリエーションが多いのも見ていて面白いです。また価格も幅が広く、ベニヤ板を数枚組み合わせただけの簡易的なものから、装飾や彫刻が施された豪華なものまで予算や好みに合わせて選べるので、家族でネットサーフィンをしながら選ぶ楽しさもあるのではないでしょうか。
また、室内用だけでなく野外用も販売されていることも、家具としては面白いですよね。
ベンチの形は大きく分けると2種類あります。それは背もたれがあるか無いかの違いです。
背もたれがあるベンチは、背中を預けることが出来るので、ゆったりと座ることが出来ます。ソファのように長時間座るシーンでは非常に便利でありがたいのではないでしょうか。
(背もたれが有るタイプのベンチ)
背もたれが無いタイプは、ちょっと腰を掛ける程度のシーンでの使用に向いていると思います。
(背もたれが無いタイプのベンチ)
こちらは後程書きますが、玄関で靴を履くときなどや、ダイニングテーブルの椅子の代わりに使用するのがメジャーな使用方法だと思います。
背もたれが無いタイプのベンチは、360度どの位置からでも腰を掛けることが出来るだけでなく、一時的に荷物を預けるのにちょうど良い高さだと思います。買い物から帰って重たい買い物袋を置ける場所があるのは、とても便利なメリットだと言えますよね。
ベンチの活用方法
それでは、ここでベンチの様々な活用方法について、家具屋でもある私の視点を交えてみていこうと思います。
定番の使用方法もありますが、なぜその使い方が人気なのかもわかるのではないでしょうか。
ダイニングテーブルの椅子として
これは定番中の定番の使い方ですね。ダイニングテーブルの椅子の代わりにベンチを設置するのは、我々家具屋としてもお勧めな使用方法です。
この使用方法の場合は、先にも書きましたが背もたれの無いタイプをお勧めします。
何故かというと、背もたれがあるとベンチを回り込んで座る必要がありますが、背もたれが無いと360度何処からでも腰を下ろすことが出来るというベンチ最大のメリットがあるからです。
また、お買い物から帰って来た時にベンチに荷物を預ける事が出来るので、一時的な物置としての活用も可能です。
小さなお子様と並んで一緒に食事をとる事が出来るなど、家族の距離感が縮まるのではないでしょうか。
玄関の腰かけ
玄関には幅の短いベンチがお勧めです。
ブーツや革靴を履くときにちょっと腰を預ける椅子やベンチがあると楽だし便利です。ダイニングのベンチ同様に、買い物袋を預ける物置としても活用できますよね。
また、お年寄りは靴を履くだけでも足腰に負担がかかるものです。そんな時にもちょっとしたベンチがあるだけで暮らし方が楽に楽しくなると思います。
ただし、広い玄関ならよいのですが、一般家庭の玄関ってそんなに広くない場合が多いですのでサイズ選びは慎重におこなってください。ベンチのサイズが大きいと導線の邪魔になり、引っ掛かって転倒するなど危険な事になりかねません。
ソファの代用として
大きめサイズで背もたれ付きのベンチをリビングに設置すれば、ソファの代用として使用する事が可能なのです。
私も独身時代はベンチにクッションを敷いて、ソファとして使用しておりました。クッションを敷くので座面が低めのベンチを選ぶのがポイントです。
座面部分には低反発の薄めのクッションマットを敷いて、背もたれには45㎝角のクッションを並べてみましょう。これだけで普通にお洒落なソファに早変わりします!
これはもうリメイクと言ってもいいかもしれません。シーツなどの大きめの生地をかぶせるのも雰囲気を変えられて面白いかもしれません。
意外とありそうなのに、やっている人は少ないのでは無いでしょうか。
この使い方はかなりお勧めな活用方法です。ソファは高額だし邪魔になるけどベンチなら!という人は是非チャレンジしてみてください。
ベランダの喫煙スペース
喫煙者が自宅にいる場合にはベランダや軒先にベンチを置いてあげるとちょっとお洒落な空間に変わります。
ベランダや軒先で立って喫煙しているよりも、ベンチに座って喫煙している姿の方が優雅に見えたりしませんか?
とは言え、こんな記事を書いておいて何なのですが、ベランダでの喫煙はご近所に煙や臭いが広がり、洗濯物に臭いがつくなど近所迷惑なのでやめましょうね!
重ねて下駄箱や棚として利用
ウッドワーカーズでも製作しているRONOJIベンチのような、平らで背もたれの無いベンチを2台重ねることで棚としての活用も可能です。
短いサイズのベンチを数台重ねて玄関に設置すると、お洒落な下駄箱としてリメイクすることが出来ます。
リビングやダイニングに置いて、食器棚にしたり、本棚にしたりと色々な活用方法が見つかると思います。
ばらせばベンチとしても使用できるのも価値が高いです。
重ねるときはビスなどで固定しておけば安全なので安心ですね。
ベンチを置いた時のデメリット
さて、今までは色々とお洒落で便利な使い勝手を紹介してきましたが、ベンチを設置するうえでのデメリットも存在しています。
先にも書きましたが、ベンチは幅が長いものが多く、玄関などの狭い場所ではかえって狭くなってしまい、引っ掛かって転倒や、非常時の障害物になる危険性も考えられます。
ベンチを置く場合は、設置スペースに余裕があり、邪魔にならない場所での使用が好ましい家具だと思います。
しかし、ベンチがあることで、生活がしやすくなる側面もあるため、サイズや形を慎重に選んでご活用いただければと思います。
ウッドワーカーズでもお洒落なベンチをご用意していますので、是非ご覧ください。
関連情報
無垢材の家具|woodworkers/ウッドワーカーズ
woodworkersは、『共に暮らす家具』をコンセプトにしたハンドメイドにこだわる家具工房です。
テーブルやチェア、キャビネット、ダイニングセット、雑貨など、素材の持つ個性を活かして、
ずっと眺めていても飽きの来ない、素朴な作品を製作しております。
長く使うほど味が出る、当店の家具をぜひお楽しみ下さい。
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