夏に向けて無垢材家具をメンテナンスと保護しましょう!夏至が丁度いいタイミングです
2023年で最も昼間の時間が長い夏至の日は、6月21日の水曜日です。
夏至(げし)は、地球の軌道上で太陽が最も高い位置に達し、一年の中で昼が最も長くなる日のことを指します。夏至は、北半球では通常6月21日または6月22日に発生し、南半球では通常12月21日または12月22日に発生します。
夏至の日には、太陽が天頂に近い位置にあり、昼間の時間が最も長くなります。北半球ではこの日を境に日没が遅くなり、日の出が早くなります。また、夏至の日には太陽の直射光が北回帰線(北緯23.5度)まで到達するため、北半球ではこの日から夏が始まるとされています。
夏至は、古代からさまざまな文化や宗教で祝われてきました。特に、太陽を神聖視する宗教や農耕に関連する祭りでは、夏至が重要なイベントとされています。例えば、古代のドルイド教やインカ帝国などでは夏至の日に特別な儀式や祭りが行われました。
現代では、夏至は季節の変わり目を象徴する日として、さまざまな文化や民俗行事で祝われることがあります。また、夏至の日には人々が自然に感謝し、夏の訪れを楽しむためにピクニックや屋外のイベントが行われることもあります。
そんな夏至のタイミングに無垢材家具のメンテナンスをおこなうのはいかがでしょうか?
無理やりなこじ付けのようにも聞こえますが、このタイミングで夏に向けてメンテナンスと保護をおこなう事は、無垢材の家具にとってはとても重要なのです。
今回は夏に向けての無垢材家具のメンテナンスや保護についてお伝えしていこうと思います。
もくじ
夏場に起こりやすい無垢材家具のトラブル
夏場にはいくつかの無垢材家具のトラブルが発生する可能性があります。以下に、夏場に起こりやすい無垢材家具のトラブルをいくつか挙げます。
1. 乾燥や収縮
夏場に無垢材家具が乾燥や収縮することは比較的よくあります。以下に、その原因と対策をいくつか説明します。
・湿度の変化
夏場は一般的に湿度が低くなる傾向があります。低湿度の環境では、木材が湿気を失って乾燥し、収縮することがあります。これによって、無垢材家具にひび割れや隙間が生じる可能性があります。
対策: 室内の湿度を適切なレベルに保つために、加湿器を使用するなどの方法が効果的です。湿度が適切な範囲(一般的には40〜60%)に保つことで、木材の乾燥を防ぐことができます。
・日差しと熱
夏場の強い日差しや高温環境は、木材を乾燥させる要因となります。直射日光が無垢材家具に当たると、木材の水分が蒸発し、収縮が起こる可能性があります。
対策: 家具の配置を考慮し、直射日光が当たらないようにすることが重要です。カーテンやブラインドを使用して日光を遮るか、家具の位置を変えることで、木材の乾燥や収縮を防ぐことができます。
・空調の影響
夏場は冷房を使用して室内を快適に保つことが一般的ですが、冷房によって室内の湿度が低下し、木材の乾燥を促進する可能性があります。
対策: 冷房を使用する場合でも、湿度を適切な範囲に保つように注意しましょう。加湿器を併用することで、室内の湿度を調整することができます。
・風通しの良さ
夏場は風通しが良くなることがあります。室内と外気の温度差や湿度の変化によって、木材が乾燥し収縮することがあります。
【対策】
家具を配置する場所を考慮し、直接風が当たる場所やドアや窓の近くなどの換気の激しい場所に置かないようにしましょう。また、風通しの良さを調整するために、窓やドアを開け閉めする際には注意が必要です。
これらの対策を講じることで、夏場の無垢材家具の乾燥や収縮を最小限に抑えることができます。定期的なメンテナンスや注意深い使用も木材の健康状態を保つために重要です。
2. 膨張
夏場に無垢材家具が膨張することもあります。以下に、その原因と対策をいくつか説明します。
・高湿度の影響
夏場は一般的に湿度が高くなることがあります。高湿度の環境では、木材が湿気を吸収して膨張する可能性があります。特に部屋の湿度が急激に変化する場合や、水のこぼれや水浸しによって木材が湿った場合に膨張が生じます。
【対策】
部屋の湿度を適切なレベルに保つために、湿度調整器や除湿器を使用することが有効です。木材が湿気を吸収することを防ぐため、水のこぼれや水浸しには注意が必要です。
・直射日光の影響
夏場は強い日差しがあります。直射日光が無垢材家具に当たると、木材が熱を吸収し膨張する可能性があります。
【対策】
家具の配置を考慮し、直射日光が当たらないようにすることが重要です。カーテンやブラインドを使用して日光を遮るか、家具の位置を変えることで、木材の膨張を抑えることができます。
・温度変化
夏場は気温が高くなることがあります。室内と外気の温度差によって、木材が膨張することがあります。
【対策】
室内の温度を一定に保つことが重要です。適切な冷房や通風を行い、室内の温度変化を抑えることができます。
・風通しの影響
夏場は風通しが良くなることがあります。室内と外気の気圧の変化によって、木材が膨張することがあります。
【対策】
家具を配置する場所を考慮し、直接風が当たる場所や換気の激しい場所に置かないようにしましょう。また、窓やドアの開け閉めの際には注意が必要です。
これらの対策を講じることで、夏場の無垢材家具の膨張を最小限に抑えることができます。
定期的なメンテナンスや注意深い使用も木材の健康状態を保つために重要です。
3. ひび割れ
夏場に無垢材家具がひび割れすることもあります。以下に、その原因と対策をいくつか説明します。
・乾燥
夏場は一般的に湿度が低くなることがあります。低湿度の環境では、木材が乾燥し、収縮することがあります。この乾燥によって、無垢材家具にひび割れが生じる可能性があります。
【対策】
加湿器を使用して室内の湿度を上げることが重要です。湿度が適切な範囲に保たれるようにすることで、木材の乾燥を防ぐことができます。
・直射日光
夏場は強い日差しを伴います。直射日光が無垢材家具に当たると、木材が熱を吸収し、乾燥してひび割れが生じる可能性があります。
【対策】
家具の配置を考慮し、直射日光が当たらないようにすることが重要です。カーテンやブラインドを使用して日光を遮るか、家具の位置を変えることで、木材の乾燥とひび割れを抑えることができます。
・湿度変化
夏場は室内外の湿度の変化が激しいことがあります。湿度の急激な変化によって、木材が収縮や膨張を繰り返し、ひび割れが生じる可能性があります。
【対策】
室内の湿度を一定に保つことが重要です。湿度調整器や加湿器を使用して室内の湿度を調節し、湿度変化を最小限に抑えることができます。
・木材の種類と仕上げ
木材の種類や仕上げによってもひび割れの発生率は異なります。一部の木材は乾燥しやすく、また仕上げの薄い家具は湿度変化に敏感です。
【対策】
家具を購入する際には、木材の特性や仕上げの耐久性について情報を収集しましょう。適切な木材の選択や適切な仕上げの
施工によって、ひび割れを防ぐことができます。
これらの対策を講じることで、夏場の無垢材家具のひび割れを最小限に抑えることができます。また、定期的なメンテナンスや適切な使い方も重要です。
4. 色あせ
夏場に無垢材家具の色あせが起こることもあります。以下に、その原因と対策をいくつか説明します。
・日光の影響
夏場は強い日差しを伴います。長時間の直射日光によって、木材の表面にある色素が変色し、色あせが生じることがあります。
【対策】
家具の配置を考慮し、直射日光が当たらないようにすることが重要です。カーテンやブラインドを使用して日光を遮り、家具の位置を変えることで、色あせを防ぐことができます。また、UVカットフィルムやウッドワックスなどの保護剤を使用することも効果的です。
・温度と湿度の変化
夏場は気温と湿度が高くなることがあります。室内外の温湿度の変化によって、木材の表面にある色素が劣化し、色あせが生じることがあります。
【対策】
室内の温湿度を一定に保つことが重要です。適切な冷房や通風を行い、温湿度の変化を抑えることで、色あせを最小限に抑えることができます。
・使用環境とケアの欠如
夏場は活動的な季節であり、家具の使用頻度が増えることがあります。頻繁な使用や適切なケアの欠如によって、木材の表面が摩耗し、色あせが生じることがあります。
【対策】
定期的な掃除やメンテナンスを行うことが重要です。柔らかい布で埃を拭き取り、木材の表面に適切な木製家具用のクリーナーや保護剤を使用して、色あせを防ぐことができます。
・色素の劣化
一部の木材や色素は、時間と共に自然な変化や劣化を経験することがあります。夏場の環境要因がこれらの変化を加速させることがあります。
【対策】
色あせを避けるためには、耐久性のある木材や色素を選択することが重要です。また、家具の保管や使用時には、直射日光や湿度の急激な変化を避け
るように注意する必要があります。
これらのトラブルを最小限に抑えるためには、適切な湿度管理や直射日光からの保護が重要です。また、定期的なメンテナンスや注意深い使用も家具の寿命と美観を保つために役立ちます。
夏に向けての無垢材家具のメンテナンス方法
夏至の時期に無垢材家具のメンテナンスを行うことは、家具の耐久性を高め、美しい状態を保つために重要です。以下に、夏至における無垢材家具のメンテナンスについての基本的な手順を示します。
1. 清掃
家具の表面を柔らかい布で軽くふき取るか、家具用の綿棒を使用して細部の掃除をします。埃や汚れを取り除くことで、木材の表面を保護し、傷や汚れの蓄積を防ぎます。
2. 油やワックスの塗布
木材の保護と美観を向上させるために、木材用の油やワックスを使用して家具の表面に塗布します。この塗料は木材に浸透し、水分の侵入や乾燥を防いでくれます。塗布前に家具の取扱説明書やメーカーの指示を確認し、適切な塗布方法を選びましょう。
3. 保湿
夏の乾燥した環境によって木材が乾燥する可能性があるため、家具の保湿を行うことが重要です。加湿器を使用するか、木材用の保湿剤を使用して家具の周囲の湿度を適切なレベルに保ちます。これにより、木材が乾燥して割れたり反ったりするのを防ぎます。
4. 日光からの保護
夏至以降は太陽の光が強くなりますので、直射日光の家具への当たり方に気を付けることも重要です。太陽光に長時間さらされると、木材の色あせや変色が起こる可能性があります。家具の配置を工夫し、直射日光を避けるようにしましょう。
5. 修理
家具に傷や損傷がある場合は、夏至の時期に修理するのも良いタイミングです。傷のある部分に木製のフィラーを使用したり、必要に応じて専門家に相談して修理することで、家具の寿命を延ばすことができます。
まとめ
これらの手順を遵守することで、夏至の時期に無垢材家具のメンテナンスを効果的に行い、長く美しい状態を維持することができます。ただし、具体的な家具のメンテナンス方法は、使用されている木材の種類や仕上げによって異なる場合がありますので、家具の取扱説明書やメーカーの指示を参考にすることをおすすめします。
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無垢材の家具|woodworkers/ウッドワーカーズ
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