誰でも簡単!無垢材家具のオイル仕上げ 家具のお手入れ方法
無垢材のオイル仕上げ(オイルフィニッシュ)の家具は「お手入れが大変そう」「手間がかかりそう」というお声やご相談をよく聞きます。
他にも「水に弱そう」「汚れが気になる」などもよく聞くお声です。
確かに無垢材家具は、ツルツルとしたウレタン塗装のテーブルよりは手間がかかります。
ですが無垢材家具のお手入れは意外と簡単です。
また正しくお手入れをおこなえば、コーヒーやワインのような色の濃い飲み物でもはじいてくれるようになり、経年変化を楽しみながら長い間ご愛用いただけます。
ここでは無垢材の家具と共に快適に暮らすために、知っておいてほしい無垢材家具のお手入れ方法をご紹介していきます。
無垢材家具をお持ちの方や今後無垢材家具の購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
無垢材家具のお手入れ方法は「オイルを染み込ます」だけ!
無垢材家具は浸透性の高いオイルのコーティングで仕上げられたものが多くなっています。もちろんwoodworkersの家具たちもオイル仕上げ(オイルフィニッシュ)で製作しています。
オイル仕上げにしている理由は、木材がもつ風合いや質感を生かしつつ、水分から無垢材を守るためです。
しかし、オイル仕上げは使っていくうちにどんどん剥げてくるものです。特にテーブルのように、毎日の食後に水拭きするような家具ではオイルの剥げは早くなります。オイル剥げを防ぎ長い間使うためにも、お手入れ大切です。
購入して半年から一年以内の無垢材のテーブルの場合は、特にカサカサになりやすいので1、2か月に一回ほどオイルでメンテナンスを行うと良いでしょう。その他の家具でも半年に一回くらいの割合でオイルメンテナンスをおこないましょう。
また新しい家具は、オイルのコーティングが薄い状態です。オイルは塗り重ねるほどコーティングレベルが上がるので、定期的にオイルを塗り重ねていきましょう。
反対にオイルが足りなくなると家具の表面に艶がなくなりカサカサしてきます。これを放置しておくと、汚れが無垢材の内部にまで浸透したりしてシミが出来たりもします。また、湿気を吸い込みカビが発生する原因にもなります。
そうなる前に、オイルを使ってメンテナンスを行います。オイルってどんなものを使えばよいのでしょうか?
無垢材家具のお手入れに使うオイルは「オリーブオイル」でOK!
無垢材家具のお手入れに使うオイルは「オリーブオイル」でOKです。もちろんご家庭でお料理を作るときに使うスーパーで売ってるオリーブオイルで問題ありません。
しかし、オリーブオイルは若干べたつきが残るので出来る事ならアマニオイルやエゴマオイルを使う方が良いでしょう。
極端な話ですが、テーブルの上でたこ焼きやお好み焼きを作って飛び散った油を乾いた布でふき取るだけでもオイルフィニッシュになるのです。
アヒージョなんて最高のオイルフィニッシュになるのですが、若干においが気になりますのでお好みでどうぞ。
オリーブオイルは不乾性オイルなので家具のメンテナンスには適さないとか書いてあるサイトもあります。
しかし、きちんとした拭きあげ作業をやるだけで十分に効果を発揮します。
無垢材家具 オイルのコーティング方法
作業はとっても簡単で、乾いた布に用意したオイルを染み込ませて拭きあげていくだけです。オイルは薄く延ばすように拭きあげてください。この時に、裏側や見えないところもサッとオイルを塗りこむと効果的です。
またオイルはつけすぎるとベタベタ感がのこり、快適ではなくなりますのでご注意ください。満遍なく塗り込んだら風通しを良くして乾燥させて終わりです。
色々なサイトやブログを見ていると、「オスモが良い」とか「天然の蜜蠟ワックスでコーティングがお勧め」とか紹介されています。どれも有効なメンテナンス手段ですので試してみるのもいいかもしれません。
woodworkersの家具は、全てワトコオイルを使用しております。アマニオイルが主体の天然素材オイルですので安心してご使用いただけます。いろが薄くなってきたと感じたときは、ワトコオイルでフィニッシュしてあげるのも方法の一つです。
最後に無垢材の性質を知ろう
woodworkersではホンモノの無垢の木材を使い家具を作っています。当たり前のことですが、木材とは木なのです。木は土に根を張り水を吸い、葉で日の光を浴び、酸素や二酸化炭素を吸って呼吸をしている生物です。
無垢の木材から家具に加工されたあとでも呼吸を続けています。家具が呼吸をするとき湿気を吸ったりはいたりするのですが、この時に無垢材は延びたり縮んだり伸縮をします。極端に湿度が高いとカビやヌメりの原因にもなります。湿度が低すぎると乾燥してカサカサになったり、ひび割れてきたりします。
人間もお肌の油分がなくなると地肌が痛みます。共に暮らす家族のように無垢材の家具たちのメンテナンスをおこなってあげましょう。
オイルフィニッシュの家具は、濡れたコップを置きっぱなしにしたり、熱い物を載せたりすると輪染みになりやすくなります。また鉄分を多く含む素材は水分と反応して黒い染みになることがあります。
これらは普通にオイルをコーティングしても残ることが多いので、気になる場合は、サンドペーパーで擦ってからコーティングが良いでしょう。
関連情報
無垢材の家具|woodworkers/ウッドワーカーズ
woodworkersは、『共に暮らす家具』をコンセプトにしたハンドメイドにこだわる家具工房です。
テーブルやチェア、キャビネット、ダイニングセット、雑貨など、素材の持つ個性を活かして、
ずっと眺めていても飽きの来ない、素朴な作品を製作しております。
長く使うほど味が出る、当店の家具をぜひお楽しみ下さい。
屋号 | woodworkers |
---|---|
住所 |
〒654-0103 兵庫県神戸市須磨区白川台5-7-8鷲尾倉庫2階 |
営業時間 |
9:00~18:00 定休日:土・日・祝 |
info@woodworker-s.jp |