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ソファの種類や選び方とは?失敗せずにソファを選ぶための注意点やお手入れ方法

ソファが置かれたインテリア

 

ソファはリビングの主役となり、生活にくつろぎを与えてくれる家具の1つ。読書したり、テレビをみたり、仮眠を取ったりと、お部屋にソファがあることで、さまざまな役割を果たしてくれる万能な家具です。

 

また最近では仕事や食事の際に使われる方も多く、幅広い用途で活用されています。

そんなソファはサイズや用途などによって種類が豊富な家具の1つでもあります。

また他の家具に比べ高額なことも多く、購入の際には注意が必要です。

 

そこで本記事ではソファの種類や選び方、注意点、お手入れ方法までご紹介いたします。

 

ソファの購入を検討している方はもちろん、網羅的にソファについてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

この記事のポイント!

ソファとは、背面に背もたれが付いた柔らかな素材でできた家具のこと

一般的なソファは骨組み・バネ・ウレタン・張り地で作られている

・使用する人数に応じて主に5種類のソファがある

・ソファを選ぶ際は、サイズ・種類・色・用途を念頭に入れて選ぼう

・無垢材を使ったソファは北欧風のお洒落なお部屋にぴったり

 

ソファとは?

ソファとは、1人から数人が座ってくつろげる、背面に背もたれが付いた柔らかな素材でできた家具のことを指します。

 

生活にくつろぎを与えてくれる家具であるソファは、他の家具に比べてもサイズが大きく、インテリアとしても重要な役割を果たします。

またソファという名称以外にも「カウチ」「カナぺ」と呼ばれる場合もあり、日本では馴染みのある「座椅子」もソファの一種。

 

どれもダイニングチェアのような椅子とは異なり、よりリラックスして座れる点が特徴です。

さらにソファは一般的な一人掛けの椅子とは異なり、サイズによって座れる人数もさまざまです。

例えば座椅子は、基本的には1人がけで利用する家具。カウチはベットのように横たわれるソファ。

カナぺは3人がけが主流で、背もたれが柔らかい素材でできているソファのことを指します。

カウチやカナぺは、ソファと似ていますが国や地域によって認識や名称が異なりますので、注意しましょう。

 

とはいえ厳密に名称が認識されているわけではないため、一括りにソファとして大きな問題はありません。

 

ソファの構造とパーツ

ソファはデザインやサイズが重要視されがちですが、座り心地や耐久性も重要です。

そのためにソファの購入を検討している方は、構造やパーツもぜひチェックしてみてください。

 

一般的なソファの構造は、骨組みとなるフレームにウレタンでカバーをしています。

ウレタンだけではソファ独特の衝撃吸収の役割は不十分であるため、バネなどを用います。

またインテリアという面でデザイン性は重要ですが、快適に座ることがソファの役割で

そのため構造やパーツといった内部をチェックしておくことも欠かせません。

 

骨組み

ソファの骨組みは、一般的には木材やベニアなどの合板が利用されることが多いです。

しかし一括りに木材といってもその種類はさまざま。なかでもおすすめなのは、自然の木をふんだんに使った無垢材です。

 

無垢材を使ったソファは頑丈で、デザイン性も高く北欧風のお洒落な雰囲気を演出してくれます。

さらに自然の木の香りや温かみが感じられる点も魅力。

 

また骨組みには、木材ではなくアイアンが取り入れられていることも多くあります。

アイアンとは鉄素材のことで、木材同様耐久性面だけでなく、より高いデザイン性が魅力です。

 

アイアンがソファに取り入れられていることで、おしゃれな印象を与えてくれます。

 

バネ

バネはソファの衝撃吸収材として用いられ、耐久性や座り心地にも大きな影響を与えます。

バネには大きく3種類「コイルスプリング」「S字バネ」「ウェービングテープ」があります。

 

「コイルスプリング」と「S字バネ」は一般的にイメージされるバネを使用。

「コイルスプリング」は縦巻きのスプリングで、「S字バネ」はその名の通りS字になっているバネの形状です。

一方で「ウェービングテープ」はバネとは異なり、繊維とゴムの中間素材のようなテープを縦横に組み合わせています。

「コイルスプリング」は耐久性やクッション性に長けており、「S字バネ」は柔らかい座り心地が特徴。

「ウェービングベルト」はリーズナブルで軽量なソファに取り入れられていることが多く、クッション性や耐久性なども種類によってさまざまです。

 

ウレタン

ウレタンは骨組みを覆っているカバーであり、座った時に触れて感じる部分。

バネのような内部と合わせて、座り心地や耐久性にも影響します。

 

ウレタンとはスポンジのような素材の石油精製品。車の座席やマットレスなど、生活のなかでも多く取りれられています。

またウレタンにも多くの種類があり、チップウレタン、低反発ウレタン、軟質ウレタンなどを組み合わせて座り心地を作り上げていきます。

ウレタンは密度によって座り心地や耐久性が異なり、密度が高いほど重くて硬く、密度が低いほど軽く柔らかい特性があります。

そのため座り心地を重視するか、耐久性を重視するか、中間をとるかなどの観点からウレタンの密度をチェックしてみましょう。

 

また数年経つと必ず、加水分解が始まり弾力性がなくなります。耐久年数は3年~7年位が一般的です。

 

張り地

ウレタンの上に張り地をすることで、家具としてのソファになります。

張り地のデザイン性やカラーは、ソファを選ぶ上でも重要なポイント。

 

素材は大きく「天然素材」「人工素材」の2種類に分かれます。天然素材は「本革」やデニム生地に用いられる「コットン」など。

このような天然素材は肌触りの良さや質感、耐久性に優れている点が特徴です。

また経年変化が楽しめ、使い込むことで独特の味わいが出る魅力があります。

 

人工素材は見た目がレザーのような「合成皮革」や「アクリル」、「ポリエステル」が主流です。

加工性やバリエーションに優れており、量産できるためリーズナブルな点も魅力。

 

張り地は、デザイン性・耐久性・価格・お手入れの難易度などの観点から選んでみましょう。

 

ソファの種類

ソファとスツールが置かれた部屋

 

ソファの種類は、基本的に何人がけでどのように使うかによって、さまざまな種類に分かれています。

では具体的にソファにはどのような種類があるのでしょうか。ここでは5種類のソファの特徴をご紹介していきます。

 

一人がけソファ

一人がけソファは、肘掛のある一般的なタイプからリクライニングできるものなどさまざまな形状があります。

コンパクトなので狭いお部屋でも圧迫感なく置ける点が特徴です。

また記事前半でご紹介した日本で馴染みのある座椅子も一人がけソファに含まれます。

 

カップルソファ(ラブソファ)

カップルソファ(ラブソファ)は二人がけソファよりも、やや小さめのソファ。

座る二人の距離が近くなることからも、ラブソファーと呼ばれます。またカップルだけでなく、ひとりでソファをゆったり使いたい場合にもおすすめです。

また比較的安価なものが多く、座り心地よりも二人の距離感を重視したソファが多い傾向にあります。

 

L字ソファ

L字ソファは大型のソファで、コーナー(角)がついているためお部屋の角に合わせて設置でき、別名コーナーソファとも呼ばれています。

そのためレイアウトしやすく、スペースが有効活用できる点が特徴です。

コーナーソファは、ソファとソファをL字に連結する際の角に設置するソファを表現するときに使う場合が多いです。

 

ソファベット

ソファベッドは、ソファとベッドどちらの役割も兼ね備えています。

ベッドもソファも欲しいがスペースが足りない場合や、友達や家族が泊まりに来ることが多い場合には特におすすめ。

背もたれのあるベッドというイメージなので、ソファながらに思いっきりリラックスできる点が魅力です。

ただし可動部のきしみ、ウレタンやコイルスプリングのへたりが早く、長持ちしない商品が多いので選ぶ時には注意が必要です。

またベッドも使える点が魅力ですが、ソファを可変してまでベットに使う人が少ないようです。

利用用途に合わせて検討してください。

 

オットマン

オットマンは、ソファの脚置きが主な役割。

ソファに座りながら脚を伸ばしたい場合に大活躍します。

またちょっとした椅子としても利用できるため、1つあると便利です。

カウチとしても使えるタイプのオットマンもありますので、普通のソファがカウチソファとして使える場合もあります。

 

ソファの選び方

ソファはお部屋の空間を演出するインテリアとして、快適に過ごすためのツールとして大きな役割を果たします。

種類も豊富であるため、どのように選べば良いかは悩ましいところ。

ここではソファを選ぶ際に着目すべき4つのポイントをご紹介いたします。

 

ソファのサイズで選ぶ

ソファのサイズは利用人数やお部屋の広さに合わせて選びます。

以下が主流なソファサイズの目安です。お部屋や設置場所に合わせて参考にしてみてください。

 

・オットマン:幅50〜80cm

・1人がけサイズ:幅60〜90cm

・2〜2.5人がけサイズ:幅140〜170cm

・3人がけサイズ:幅170〜200cm

・カウチサイズ:幅230 〜280cm

 

お部屋全体のスペースから、通路の確保や他の家具との距離も考慮すべきポイントです。

ムーズな生活導線を確保するためには、60〜80cmを通路として確保できるようにしましょう。

 

またテレビの前に置く場合は130cm以上、リビングテーブルの前に置く場合は30cm以上の距離を確保できると快適です。

 

ソファの種類で選ぶ

ソファの種類で選ぶ場合には、利用人数やソファの役割、どのようにくつろぎたいかを考えて選んでみましょう。

ひとり暮らしの場合でも、ソファで寝っ転がりたい場合には二人がけ以上のサイズがおすすめ。

 

ベッドの役割も兼ねる場合には、ソファベッドも選択肢の1つです。

また3人以上のご家族や頻繁に来客がある場合には、コーナーソファやカウチソファのような大型ソファが最適でしょう。

とはいえお部屋のスペースやレイアウトに大きく左右されてしまうケースが多いため、スペースを確保できるかを事前に把握しておくことが大切です。

 

ソファの色で選ぶ

ソファの色はお部屋の印象を決める重要なポイントです。

 

他の家具に比べて素材やカラーバリエーションが豊富なので、どの観点から選ぶかは難しいでしょう。

この場合は「ソファをリビングの中心とするか」「他のインテリアのテイストに合わせるか」「リビングを広く見せたいか」のいずれかを基準としてみると考えやすいです。

 

ソファをお部屋の中心としたい場合には赤や青、緑のようなアクセントカラーがおすすめ。

他のインテリアと統一感を出したい場合には、ブラックやホワイト、ブラウン系やブルー系などが合わせやすい色味です。

 

一方でソファの圧迫感を抑えたい場合にはホワイトやブラウン系、グレー系がおすすめ。

またそれ以外の観点であればお部屋のベースカラーとなる床や天井、カーテンや家具などのアソートカラーに合わせた色味にしてみましょう。

 

しかし素材によって用意できないカラーもあります。

例えば鮮やかな色が良いが本革のソファがほしい場合は、条件を満たすのが難しいでしょう。

なぜなら本革やデニムのような天然素材は、素材本来のカラーのみとなってしまうからです。

そのため豊富な色のなかから選びたい場合には、人工素材がおすすめといえます。

 

ソファの用途で選ぶ

ひとり、またはカップルや家族で利用するかなどの用途で選ぶのも良いでしょう。

ひとりの場合は座るだけか、寝っ転がったりくつろぎたいかの用途でサイズを決めます。

カップルや家族のように二人以上の場合も、ひとりの場合と同じ観点で決めて問題ありません。

用途に合わせて最適なサイズ、種類のソファを選んでみてください。

 

ソファを選ぶ際の注意点

ソファが置かれた室内

 

ソファを選ぶにあたりデザインや座り心地、耐久性など以外にも気をつけるべきポイントがあります。

ここではソファを選ぶ際の3つの注意点についてお伝えしていきます。

 

ソファが扉や廊下を通るか

最も重要であり、見落としがちなのが搬入時に扉や廊下を通るかという点。

お部屋のスペース的に問題がなくても、ソファが扉や廊下を通らないと搬入ができません。

 

そもそも搬入ができないサイズのソファは購入できない場合がほとんどです。

どうしても扉や廊下を通らないソファを購入したい場合は、クレーンを利用して窓から搬入するケースもあります。

持ち家の場合は引越しなどが発生しないため搬入の1回きりで済むことが多いですが、賃貸の場合は引越しの時に手間になってしまいます。

 

エレベーターを利用できるか

アパートやマンションに住んでいる場合、エレベーターに乗るかも重要なポイントです。

高層階になるとクレーンでの搬入もできず、階段もかなりの負担となるため、エレベーターでの搬入になります。

そのためエレベーターに乗らない場合も、搬入できないため購入が難しくなってしまいます。

 

扉や廊下を通るかのポイントと同じですが、基本的にはソファの購入前に確認を促してくれます。

しかし万が一確認なく購入してしまって、直前で搬入できないといったトラブルがないように気をつけましょう。

 

またネット通販などで購入する際には、販売先確認すると安心です。

 

部屋のレイアウトを干渉しないか

レイアウトとソファの相性は、買うか買わないかの判断するポイントともなります。

ソファを置けたとしても部屋のレイアウトを干渉してしまい、浮いた存在になってしまわないかは事前に確認しておきましょう。

また生活導線を確保できず、ソファを置くことで生活が不便になってしまっては本末転倒です。

 

ソファのお手入れ方法

ソファは日常で頻繁に利用するため、傷や汚れもつきやすいもの。長くきれいな状態で使い続けるためには、お手入れをすることが大切です。

ここでは3つの素材における、ソファのお手入れ方法をご紹介いたします。

 

人工皮革

人工皮革は最もお手入れしやすい素材。そのため乾いた布などでソファの表面を軽く拭くだけで良いので手軽です。

縫い目などの隙間には掃除機などを利用すれば、常にきれいな状態が保てます。

 

デニムファブリック生地

ファブリック生地は、ご家庭の洗濯機で手軽に洗濯できる場合が多いです。

取り外し、付け直しの手間は発生しますが、洗濯により汚れを落としやすい点が嬉しいポイントです。

ただし素材によっては毛玉が出来たり縮みや色あせなど様々です。お洗濯ができない生地も多く存在しています。

 

家具やインテリアはファブリック素材で印象が大きく変わる!お洒落な部屋を作るための生地選び

 

天然皮革

天然皮革は繊細なので、こまめに乾いた布で優しく丁寧に拭いてお手入れしましょう。

特に水分をこぼしてしまった場合にはすぐに拭き取ってください。

そして定期的にオイルやクリームを塗ることで、皮の保護や艶出しもできます。また蜜蝋ワックスも効果的です。

 

まとめ ソファを長持ちさせるために

今回はソファの種類や選び方、選ぶ際の注意点やお手入れ方法についてご紹介いたしました。

 

ソファは生活をより快適にしてくれる家具であり、お部屋の印象にも大きく影響します。

種類やバリエーションが豊富な家具なので、購入の際には迷ってしまうことも多いでしょう。

その際はぜひ今回ご紹介した選び方を参考にしてみてください。

 

なかでも耐久性やデザイン性の面でおすすめなのが、天然素材を用いたソファ。

無垢材やアイアンによるフレーム、そして本皮やデニム生地の張り地のものが天然素材です。

天然素材のソファは張り地や脚部の無垢材やアイアンを定期的にメンテナンスすることで、長く使えるだけでなく、経年変化も楽しめます。

経年変化により独特の味わいになるソファは、世界に1つだけのオリジナルソファとなってくれます。

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